#6:積読本を読み進めます~7冊目

こんにちは。

 

本日は、積読本を読み進める7冊目。(4-2)

 

癒しのタイムマシン「あなたこそ、いちばん大切な人」

阿部 聡 著   

 

著者は脳神経外科医 臨床心理士と記載があり、1997年の初版を購入しました。

15年以上前にこの本を購入した動機があったはすですが、思い出せませんでした。

今、本棚から手にしたことにも理由があると思い、読み進めました。

 

著者は、臨床の現場で頭痛や肩こりの身体的症状を訴える患者を診察し、人間は自己治癒力を持つとの信念を前提に、臨床の場で治癒の手応えがあった心理療法をこの本にまとめ、発行までに5年の時間をかけたそうです。

幼児期に受けた心の傷や抑圧された感情は潜在意識に格納され、大人になっても形を変えた行動として表出する時があります。それを解決するためには、幼少期の傷や抑圧された感情を解放し、本当の自分に気づくことから治癒が始まると書かれています。

幼少期を思い出しイメージしやすいように、昭和時期の市井にある生活風景写真を数多く収納し、付属のCDでは音楽やナレーションが収録されています。

 

著者の書かれているように、人は成長するに従い、社会の中での無難な振る舞いが身に付き、自分の心を置き去りにして、自動的に対応しているのでしょう。自分の心の動きを感じる事もなく行動している時もあると思います。

この本を読みながら、私自身は自分が担っている社会での役割(会社員、妻や夫、母親や父親、娘や息子、友人等)を優先した行動や発言が多いと気づきました。

 

自分が何を感じているのか、それは本当の自分が感じている事なのかと問いかけることを始めたいと思います。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。