(46)古いスプーンを手にしたら両親の言葉を思い出した

こんにちは。

昨夜未明に降った雨が上がり、午前中の曇り空。天気予報では週末に台風の到来による非常時対応への準備を呼びかけています。この後に防災袋に詰めた食品消費期限を確認しようと思います。

皆さんはいかがお過ごしですか。

 

引き出しの奥から古い洋食用スプーンが1本出てきました。サイズはやや小ぶりで持ち手となる柄の部分も短く、食べ物をすくい上げて口に入れる部分が細長い。デザイン全体に古い感じがして金属色は少し黄色味がありました。

スプーン裏に刻印を見つけたので、画像検索を掛けたところ、イギリスのアンティーク食器と判明しました。(お値段も出て来たのですが、現代の新しいスプーン価格と同じでした。画像検索で値段までわかるとは驚きました。)

私が購入したものではないので、両親が手にしたものだと思います。このスプーンから、子供時代に両親に掛けられた言葉を思い出しました。

 

「食べれれば、何とかなる。大丈夫だ。」

 

風邪やケガなどで寝込んでいると、母が「食べなさい。」とおかゆと梅干を載せたお盆を持ってきて、布団に座って陶器製レンゲで口に運びました。その後、父が顔を出し「食べたか。」と聞かれ、食べたと答えると決まって言いました。「食べれれば何とかなる。大丈夫だ。」子供心に父の言葉は極端に聞こえ、乱暴だなあ、もっと優しく様子を聞いてくれてもいいじゃないかと思っていました。

自分が年を重ねる途中では、入院中に水しか口にできない、また家族の看取りの後に空腹を感じない時期もありました。それらの時は食べられなかった状態で、全くもって大丈夫ではありませんでした。終戦後の引き上げ体験をした父の言葉は生きていくための力強さと大丈夫だとの自己肯定を含んでいたのかもしれませんね。両親の信条だったと思い起こしました。

「食べれれば何とかなる。大丈夫だ。」との楽観的なモノの見方が必要だな、と古いスプーンを手にして思いました。こんなことを思い出したのは、秋のお彼岸中だからでしょうか。両親と会話できたということかもしれませんね。

 

○朝活:

・瞑想~空気が変わったように感じました。毎日続けると自分の外側に感じる変化があるのですね。

◇2022/09/23 タロットカード:ソード ページ

若い男性が剣を持つ図柄。活動的な若者や不安なメッセージを意味するカード。実年齢はさておき、活動的な気持ちにはなろう!

 

では、また。