#32:フランスのポントワーズを訪ねます

こんにちは。

 

本日は、旅行・観光先から一つ。

フランス中央部のポントワーズ (Pontoise) を訪ねます。(5-9)

コロナ終息後に。

 

ポントワーズ は、パリの近郊にあり日帰りで訪れることができる場所で、印象派の画家ピサロが住んだ街として知られています。

私が行きたい理由もピサロの一枚の絵画を目にしたからです。

 

皆さんは、気分転換にリラックスした時間を過ごすなら、どんな場所に行きたいですか。

私は煮詰まった気持ちが大きくなると、深呼吸してから「こんな場所に行ったらリラックスできるだろうな。」と心の中で描いた場所を散歩します。完全な空想で、一時的なマイナスの感情から意識を逸らし、心を落ち着ける為にしています。

丘の中腹に立ち、野原から街を遠目に眺めながら散歩します。森の香りや風の音などを感じ、時々地面に寝転んで空をゆっくり見たりして、体の力を抜きます。時間にしたら10秒間程度ですが、気分転換には効果的です。

 

2年前に上野で開催された美術展で、ピサロ作「ライ麦畑、グラット=コックの丘、ポントワーズ」(1877年、静岡県立美術館蔵)と出会いました。少し奥まったスペースを印象派の作家達の小品で埋めるように展示されていましたが、吸い付けれれるように目に入り、「ここが私が散歩している丘だ!」と感じました。

心の中の空想場所が実在している事がこの上もなく嬉しく、いつか物理的に行きたい場所になりました。既に150年以上前の風景画は作家の心象も映して、今、実際の場所に立つと印象とは違っているでしょう。その印象の違いにもワクワクした期待があります。

 

日本人のブロガーの方がポントワーズを訪ねた時の記事を拝見しました。多くのきれいな写真や歴史に触れた解説もあり、ガイドブックに代わる立体的な情報です。増々、ポントワーズを自分の足で歩きたくなりました。自由に旅行できる時期はまだ先ですが、しばらくは、空想での散歩と、インターネットの情報で旅行準備を楽しみます。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。