#18:札幌モエレ沼公園に行きます

こんにちは。

 

コロナ対応の緊急事態宣言発令中の自粛時間は、飽くことなく旅に想いを馳せます。

本日も、旅行・観光先から一つ。

札幌モエレ沼公園に行きます。(5-6)

 コロナ終息後に。

 

詳細はモエレ沼公園の公式ホームページに譲りますが、この公園は、彫刻家のイサム・ノグチ(1904-1988)が札幌市近郊の不燃ごみ埋め立て地に立ち、「人間が傷つけた土地をアートで再生する」と設計を手掛けたそうです。ご本人が他界されてからも、設計案を元に建設継続され、2005年に公園は完成。

それらのストーリーを追った時に、自然と人がお互いの力と知恵を信じ合って造られた場所と思いました。

 

人口的に造られた緑地の一つに明治神宮の森があります。明治天皇をお祀りしています。100年前野原だった場所に全国から集めた樹々を100年後の姿を描きながら植えたそうです。現在、明治神宮の森を訪れると、昔から存在していたかのような奥深い森と空気があります。樹々が育つ区域と一般人が立ち入る区域の間には、森を守る方々が通った道によって明確でありながらも緩やかな境界線が存在しています。その道を革靴で歩くと、人が自然に間借りしているように感じます。

 

竣工から15年を経たモエレ沼公園を訪れ、川沿いの道を歩いたら何を感じるのか。

どちらの場所も自然と人が共に造りましたが、時代を継ぎ、土地に根差す設計思想を私自身が五感で感じたいと思います。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。