#21:セルフトークを意識します~14 今の私でセルフトークの場面を追体験する

こんばんは。

 

今日から9月が始まりました。

私の住む地域では、気温が下がり涼しく感じ、過ごしやすい一日になりました。

空をくもり雲が覆いっています。その雲から地表に向けて空気の層が広がり、薄く色を引いたような景色に映り、落ち着いた気持ちになります。

 

セルフトーク(独り言)を意識してから、同じエピソードが幾度も記憶の底から始まることがあると気が付きました。

当初は、過去に終わった出来事を何度も考えてる自分に対して、がっかりしたり、思い出してしまうことそのものを否定的に捉えていました。

ある時、その過去の出来事を断片的に思い出すのではなく、今の私が心の中でそれを追体験して、解決しようと決めました。

 

一つは10年以上前に起こった業務上の出来事です。仕事をしていれば、多くの方が経験することだと思います。

職位上位者からの提案に対する検討について、上長よりアサインを受けました。私は関係者と検討後、その提案は実現性が無い旨結論を伝えました。ですが、その後の私に対する周囲の態度に違和感がありました。この時の感情がセルフトークで流れます。

 

先日、意を決して、その件に周囲の人々がどのように関わっていたかと、特に自分が大切にしていた価値観を思い出していきました。

 

次第に当時の関係者それぞれの立ち位置が見えてきました。ある意味、面倒な事を渡されたのだ、と明確に分かりました。

当時の私は、業務アサインがあれば、それを効率的でリスク低い結論を提示し、遂行することを大切に考えて、実行か、中止かの二者択一をするタイプでした。面倒な事を切り貼りするのは分かりやすい存在で、周囲の人々は、それも理解していたと思います。

ですが、今の私は、面倒な事を渡されたとしても、やりようによっては前回とは違う変化を起こすことはできると思っています。

 

今の私があの時に戻ったら、どのような行動をとるのか。

1)職位上位者が「提案しているコト」ではなく、「提案した気持ちや感情」に焦点を当てて、そこをしっかり聴きます。事業に対する関心を持ってくれたことに感謝して、言葉で表します。その上で、「提案した気持ちや感情」を実現するコトを複数提案していきます。

2)組織ヒエラルキーを尊重し、上長に再登場を依頼します。

上司が逃げたから私がやるしかない、との思い込みを捨てて、上長を信頼し、組織上の役割通りに甘えることを良しとして、本件に関わってもらうように依頼します。

3)これまでの2つを実行することで、二者択一の結果とは違い、新しい提案の形を関係者全員で創り上げる可能性が開けていくと思います。

 

勿論、過去は変えられませんので、私の外側にある事実は何も変わりません。ですが、将来、これと類似する出来事に遭遇した時には、過去とは違う価値観を持ち、行動をとる準備ができたと思います。イメージトレーニングのようですね。

セルフトークを向き合って、新しい視点とイメージを得ることができました。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。