#41:今、に集中します~出来事6 フロー状態を学ぶ

こんばんは。

 

今日は、真夏日となりました。

皆さん、体調はいかがですか。

私は、この暑さに力を借りて寝具カバーの洗濯。カラっと乾いたので、就寝時が楽しみです。

 

先日、フロー理論入門講座を受講しました。

私が理解したポイントをこちらに記載したいと思います。

「フロー」とは、オリンピアンがいう「ゾーン」や「ランナーズハイ」とほぼ同義であり、質の高い注意を引き出している状態で、一般人でもフロー状態を経験しているそうです。

その講座で、フロー状態を理解しやすくなるチェックリストを頂きました。

 

◎フロー状態のチェックリスト:
・他の事に全く気が散らず集中できた(極度集中)
・結果ではなく、プロセスが楽しい(自己目的的)
・瞬間瞬間に何をすべきか自然にわかる(行為と意識の融合)
・次に何が起きてもうまく対応できている(有能感)
・自分がコントロールしている(コントロール感)
・時間を忘れていた(時間経験のゆがみ)
・我を忘れていた(自我の喪失)

 

講師から受講者に、ご自身で同じような体験がありますか?と問われました。

私自身が思い出した体験は、子供の頃に好きな長編マンガの単行本を手に取り、読みふけったことでした。最近では、冷蔵庫の残り物で今週分の作り置き総菜の調理をしたことです。あまりにも身近な体験で「ゾーン」「ランナーズハイ」と同じにしていいものやら、、、と恥ずかしくなりました。

 

◎フロー状態を科学的に表現すると:
126 bit →人間が1秒間に得る情報の総和量
普段はどのように使っているかというと、3つに大別されており、
60 bit~ 一人の誰かの話を聴く。
30 bit~ 脳内での情報処理
30 bit~ その瞬間に入る視覚情報

フロー状態とは、126 bit を全て一つの事に使った状態で、
最高のパフォーマンスを発揮できると同時に心の充足感を感じられるそうです。
(実際にフロー状態では、脳内で幸せホルモンが多く流れると実証されたとのことです。)

同時に、フロー状態での意思決定は、無意識の領域にある過去の経験を使い、

不確実性の中に自分の身を置く状態でも、落ち着いて出来事に対応し、ひらめきを得て意思決定することができる、とも判明しているそうです。


◎一般人がフロー状態に入りやすくする(再現性を高める)為には、
1)自分がこれからやる事の意義、目的を理解し、それに向かって動く覚悟ができている。

2)フロー状態に入った時の事を思い出して、言語化しておくこと。

とのアドバイスがありました。

 

この講座を通して、フロー状態の基本を学んだこと以外で心に残ったことが1つあります。

仕事に就くと、結果で評価されることが常態化します。売上、利益、市場シェア、顧客満足度等結果としての数値が、自分の成果や評価とリンクしています。その体験が長く続くと、他人軸で自分の評価を見るということに慣れていきます。

一方、フロー状態のチェックリスト内の一つに、「結果ではなく、プロセスが楽しい」とありました。自分がプロセスを楽しむとフロー状態に入り、落ち着いて出来事に対応し、ひらめきを持って意思決定し、幸福感を感じることができる。自分軸を持つことの効能を学んだと思えるのです。

他人軸か自分軸かの二者択一ではなく、両方の軸を持ちながら尊重していける心の持ち方をしたいと思いました。

言うは易し行うは難し。それでも、少しでも行うことで変化があるかもしれませんね。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。