#6:積読本を読み進めます~17冊目読了して

こんばんは。

 

私が住む地域では、夏空が広がった午後に一転して熱帯気候で体験するようなスコールとも思われる「ゲリラ豪雨」がありました。温暖化の影響でしょうか。

 

17冊目を読了しました。

「3倍のパフォーマンスを実現するフロー状態 魔法の集中術」

世羅 侑未 著

 

先日、著者のオンライン講義に参加させていただき、著書を手に取りました。

 

「フロー状態」では、「深い今」を体験し、意識状態が、意識から無意識へ切り替り、脳内で処理できる情報量が126ビットから数十億ビットに拡大し、パフォーマンスが上がるそうです。一般人でも、このフロー状態を経験することができる手法が収められていました。

 

「○○をしていて、気が付いたら何時間も経過していた。」経験もフロー状態で、誰でも覚えがあると思います。その経験は再現が可能で、フローフォーム(フロー状態に入りやすい手順・スポーツのように正しいフォーム)で動くと再現性が高いと書かれています。

下記は私の解釈ですので、正確にはこの本をお読みください。

 

フロー状態の再現には、「つよい意志」 X 「ちょっとした混乱」 が関係しているそうです。

 

【フローフォーム】(フロー状態を自分で再現する手順)

 

「つよい意志」最もピュアな願いとも表現できる。(集中するための原動力になる。)

 つよい意志は、時には感情に隠されていたり、別の意図の奥に隠れて、

 自分で掴めない時もある。感情を言葉にして書き出す、沈黙により自分に問う、

 ことが有効に働く。特に下記3つの質問を自分に投げると良い。

 ①それを通して何を得たいのか。

 ②どうしてそれを得るのが大事なのか。3回問いかける。

 ③それを得る事を、これから行う事はどんな風に支援してくれるのか。

「リラックス」

 自分が好きな事をコンパクトに行動できるようにする。温泉好きであれば、

 自宅で湯舟につかる。甘味好きであれば、お菓子を一口いただく等。

 

「手順を明確にする」

 やるべきことを明確に細分化することで、行動開始後に注意の分散を防ぐ。

 プレゼン作りの場合、考えながら作るのではなく、細部まで決めてから行動する。

 プレゼン全体の構成、時間や資料枚数、資料の細部や色合わせ等にも落とし込む。

 

「タイムリーなフィードバック」

 ①行動開始前ならば、知見ある他者に問いかける。

 ②向き合う行動そのものが知らせてくることもある。

 ③行動している最中に自分自身がわかることもある

「ちょっとした混乱」

 新規性、予測不可能性、複雑性に遭遇した時に意識に混乱が起きる。

 思考、感情、身体に混乱の兆候が出たら、「つよい意志」にそれを取り入れる。

 フロー状態は、不安と退屈の間に発生するので、混乱がフロー状態を強化する。

 

 常時フロー状態にある事は健全なことではなく、依存にも繋がるので、ここぞという時に使うと良い(メリハリをつけて)ともありました。まさに魔法の使いどころですね。

 

この一冊にも、「ちょっとした混乱」として、新規性、予測不可能性、複雑性等の現状流れている異質なモノを受容する在り方が、違う扉を開くと伝えらえたように感じています。

自分なりのフローフォームを作りたいと思います。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。