#50:キャリアコンサルタント技能士2級受験に向けて~10 相談者役の体験

こんばんは。

 

本日は、広い範囲で雨とのニュースでしたが、いかがお過ごしですか。

 

国家資格キャリアコンサルタント試験が近くなりました。受験する方々の実技練習相手として、相談者(クライアント)役になってきました。

4人の受験者に対してそれぞれ異なる設定の相談者役を準備していきました。どの役も架空ですが、自分や知人の体験を元に物語を設定します。相談したい問題、自分の周囲の家族、同僚、上司、友人がどのような性格か、相談者が望むこと、感情や葛藤。

それを抱えながら、相談者として受験者の前に座り、キャリアコンサルティングの面談を15分間受けます。「役」ではありますが、その15分間は相談者になり切ります。

 

4回の面談を相談者として体験して感じたことがありました。

キャリアコンサルタントが相談者が話している最中に、相談者への次の質問を考えているのがよく見え、相談者の言葉が届いていないとはっきりとわかります。それが見えてくると、「あなたへの興味は低いです。」と言われたようで、相談者の気持ちもキャリアコンサルタントから離れていきます。

相談者役になり切りながらも、キャリアコンサルタントとしての自分がこの場を俯瞰的に見ていて、私も同じように質問を考えていたよ、どうしても考えてしまうよね、言葉に詰っても諦めないで面談を続けて、と受験生の緊張に共感していました。

 

4人の内1人の女性が、とても短い言葉での質問しか発せず、相談者が直面している問題と対峙している時の感情に寄り添い続けてくれました。

その時、これが「聴いてもらう」体験で、コンサルタントとして実現したいことなのだ、と感じました。この感覚を今得たことがとても貴重だと感謝しました。

同時に誰かと共に学ぶことの大切さを再確認したと思います。

自分の試験まで、あと4週間。少しづつでも学び続けたいと思います。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。