#50:キャリアコンサルタント技能士2級受験に向けて~7 論述試験
こんにちは。
本日も、続けて「キャリアコンサルタント技能士2級受験に向けて」準備を書き留めていきます。
論述試験は筆記ですが、面談実技の一部として位置づけられています。
面談実技は20分と口頭試問10分のみです。論述によって、実技面談時間以降、どのようにコンサルティングを進めるのかを確認していると思います。
◆キャリアコンサルティングの流れ:
厚生労働省の公式ホームページ内の「キャリアコンサルティングの流れ」に下記フロー図が掲載されています。(画像を引用させていただきました。)
このフローに沿った面談を期待されていると思います。特に、④意思決定、⑤方策の実行、⑥適応については、面談時には時間切れにより触れないため、論述試験ではこの部分にも触れる必要があると思います。
◆論述試験の問題形式:
逐語記録が提示された後、下記3つの設問に回答します。逐語記録の内容が変わっても、設問は同じです。
問1:相談者がこの面談で相談したい「問題」は何かを記述せよ。(20点)
問2:キャリアコンサルタントとしてあなたが考える、相談者の「問題」を記述せよ。(20点)
問3:あなたは、上記2つの「問題」を合わせ、相談者を援助する為に、①どこに目標をおいて、②どういうことを実施したいか。目標と具体的な方策を記述せよ。(60点)
◆設問に対する回答について:「評価区分」と「キャリアコンサルティングの流れ」を意識します。
問1→クライアントの主訴を、クライアントの言葉で捉える。逐語記録からの抜粋により回答します。
問2→コンサルタント視点での問題点を明らかにする。問題把握力が問われていると思います。クライアントの問題点を下記3点に絞って見立てを記述します。
- 自己理解
- 仕事理解
- 自立的にキャリア形成を考えていく姿勢
前述の「キャリアコンサルティングの流れ」に記載されている項目は、キャリア形成に含まれると考え、こちらにも触れたいと思います
- キャリア・プラン
- 中長期的目標及び短期的目標の設定
- 能力開発・教育訓練に関する情報の提供
逐語記録からの抜粋が、推論の根拠になると考えます。
問3→「目標」と「具体的な方策」の2点に対して回答することになります。
- 目標は、具体的展開力で求められる目標設定に連動しているので、クライアントの主訴とコンサルタント視点の問題の両方に対応する内容であり、クライアントが合意して踏み出しやすいこと(短期目標)も考慮したいと思います。
- 具体的な方策は、目の前にクライアントがいる前提でどのように面談を進めるのか全体像を記述する必要があると考えます。(論述も実技の一部としての位置づである為)ラポールの形成から始め、問1と問2で挙げた問題に対する方策が目標達成に繋がる旨を記述していきたいと思います。
◆参考情報:
多くのキャリアコンサルタントの方が、検定問題の解説や動画をインターネットに掲載されていて、とても有難く、参考にさせていただいてます。今の自分では、飲み込みにくいこともありますが、経験を積むことで理解していきたいと思っています。
現在の私では、下記2つのサイトに掲載されている情報が解りやすく感じています。
PCやスマホの利用で漢字の自動変換や接続詞を含む文脈の自動修正に頼っているこの頃。意外と手書きそのものに時間がかかると思いますので、論述準備は実際に手を動かして、書く作業に慣れるようにします。
試験準備を進めて、気づきや学びがあれば修正していきます。論述まで、残り1か月!
健やかな一日をお過ごしください。
では、また。