#50:キャリアコンサルタント技能士2級受験に向けて~5 問題把握力

こんにちは。

 

本日も、続けて「キャリアコンサルタント技能士2級受験に向けて」に関する準備について書き留めていきます。 参考図書は昨日の掲載と同じ3冊です。

評価区分の3つ目 「問題把握力」について、参考図書を引用しつつ、自分の理解をまとめていきます。(下線部分は私が注意したいと思った点で、参考図書にはありません。ご了承ください。)

 

3.問題把握力:相談者が表現した内容から、相談者が相談したいことを把握し理解するとともに、相談者が訴えている以外の相談者の問題を把握しており、推論の根拠も説明できること。

 

 前半に「相談者が表現した内容から、相談者が相談したいことを把握し理解するとともに、・・・」とあります。

  • 「相談者が表現した内容」→クライアントの使った言葉で主訴を把握すること。面談時にクライアントの想いに沿うと、クライアントの使った言葉が記憶に残りやすくなると思います。
  • 「相談者が相談したいことを把握し理解する」→面談を一緒に作る前提で、コンサルタントが相談内容を把握し理解したことをクライアントと共有していること。コンサルタントがクライアントの主訴を理解した確認を言語のコミュニケーションを通して得る必要があると思いました。

 

◆口頭試問で期待されること:

 後半に記載されている「相談者が訴えている以外の相談者の問題を把握しており、・・・」では、ラポール形成後に、クライアントの曖昧な話や感情を質問により具体化して、新たな気づきを得たことを理解している状態と考えます。

それは、2つの意味が含まれているのではないかと思います。

  • 受験票に記載されているロールプレイ内容以外の何か(話、感情)を把握しているか。
  • コンサルタントから見たクライアントの問題や課題を把握しているか。

 

結びに、「推論の根拠も説明できること。」とあります。

「説明できること。」というのは、論述と口頭試問を指していると思います。

  • クライアントの新たな気づきについては、クライアントの言葉で表現された内容を根拠にできると思います。
  • コンサルタントから見た問題や課題についても、クライアントの発話を根拠として、見立て(推論)を説明することと考えます。

 

コンサルタント視点での問題点

 厚生労働省の公式ホームページ内の「キャリアコンサルティングの活用・効果」に下記記載があります。

「キャリアコンサルティングを通じて、自分の適性や能力、関心などに気づき、自己理解を深めるとともに、社会や企業内にある仕事について理解することにより、その中から自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることが期待できます。組織内では、必ずしも自身の希望が叶うわけではありませんが、自身の潜在的なキャリアのニーズに気づき、仕事や能力開発の機会などを通して視野を広げ、自身のキャリア形成を考えていくことが大切です。」

コンサルタントとして、クライアントがこの効果を感じたり、得たりする支援ができる事が要求されていると思います。そこで、次の3点に関わる課題を見出すことが論述と口頭試問で確認されると思いました。

  1. 自己理解
  2. 仕事理解
  3. 自立的にキャリア形成を考えていく姿勢

 

 評価区分を自分なりにかみ砕いているつもりですが、定義を再読したり、スキルを確認したりと、山登りで尾根の上り下りを歩いているように感じてきました。理解する方向に向かって進むように頑張ります。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。