#56:好きなモノから興味を広げて~いちご編4 白いいちご

こんばんは。

 

最近、フルーツ売り場の店頭に白いいちごが贈答用に並んでいます。

品種の名前も、「淡雪」「天使のいちご」など名前も、色からイメージするものに変わっています。家庭菜園用の白いいちごの苗もネット販売されています。

本日は、身近になった白いいちごについてです。

 

白いいちごが白い理由は、赤い色素のアントシアニンを持たないか、少ない品種だからで、光合成をしていないから白いのではない、とのこと。白いままで熟していくそうです。

 

日本で最初の白イチゴは、民間の種苗会社三好アグリテックの「初恋の香り」で、当該会社のホームページにも「初恋の香り」について説明がありました。

「初恋の香り」はイチゴ業界を活性化したいという思いから開発した世界初の白いイチゴです。(誕生秘話を下記に引用させていただきます。)

弊社の新しい取り組みとして始めましたが、白いだけではなく、
甘さと香りを備えたイチゴを育成するために20年もの歳月を費やしました。

当初は白いイチゴなんて受け入れられないという意見もありましたが、
紅白で楽しめるという遊び心をもち続けることで、
生産者の方々のご協力を賜り、「初恋の香り」を全国にお届けできるようになりました。

 

紅白のいちごを楽しむ熱意で20年かけて育成された品種と、それを栽培し、商品として流通させて初めて私たちが口にすることができるのですね。

今までにないものを遠ざける事象はどこにでもあり、否定するよりも楽しむ気持ちが周囲を変えていったことが、嬉しく勇気が持てます。

 

「白いいちご」をキーワードにして検索していき、3つのサイトに興味を持ちました。

1.ハウス工藤園芸:北海道亀田郡の園芸店です。60歳のご主人が白いイチゴの栽培に挑戦しているブログが掲載されています。

このブログ記事では、挑戦し続ける思いが書かれていて、これからも楽しみに拝見しようと思います。

 

2.メゾン・ド・フルージュ:いちごのお店とサブタイトルのついた、いちごを使ったお菓子店のホームページです。店主の渡部美佳さんが持ついちごとその生産者やいちご業界にまでひろがった想いがちりばめられているようです。

 

3.イチゴ探偵:ミステリ作家でグルメライターの野山苺摘さんが書くいちごの紹介ブログ。いちごの品種紹介や実食感想だけでなく、イチゴを使ったカフェとメニュー、いちご狩りスポットなども紹介されています。消費者目線での紹介記事で、写真もおいしそうで食べに行きたくなりました。

 

それぞれに好きな事を軸にした信念と、楽しんで発信している様子が窺えます。楽しい事ばかりではないとおもいますが、楽しむ力の強さを感じます。

「意識したものが存在し、見続けたものが拡大していく」誰かから聴いた言葉を思い出しました。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。