#6:積読本を読み進めます~10冊目
こんにちは。
本日は、積読本を読み進める10冊目。(4-2)
自分を好きになる本 Liking myself
パット・パルマ― 著
eqPress 訳
広瀬玄 画
私の本棚の内側に張り付いたように在る本書が目に入りました。
1991年出版 58ページの薄さ。本を開くと左側に文章、右側に挿絵の構成です。
ペンと水彩を使った子供達の様子を描いた挿絵です。
目次から語り掛けるような言葉が使われていて、簡単なワークショップのやり方が書かれています。
- 自分をすきになろう(自分の一番いい友達になろう)
- 自分の気持ちを感じて、言葉にして伝えよう
- そのままの自分でいいよ
- 身体のメッセージを感じよう
- もっと自由に!自分のやりたいことは大切、自分のためにも相手の為にも
訳者のあとがきには、この本はアメリカの子供達の「アサーティブ・トレーニング」用に書かれたとあります。「アサーティブ・トレーニング」は、自分や他人をありのままに認め、自分の力を信じて出来事に対処していく事とあります。
皆さんは、「自分や他人をありのままに受け入れること、自分の力を信じることができていますか?」との問いにどう答えますか。
学生の頃はテストや入試結果で明確な優劣が付き、会社では上司や組織に評価され、給与に反映される環境にいます。
私は、年齢と経験を重ねて、今、自問して、「はい。」と回答するのは難しい。「むしろ、できてない。」と感じました。
一方、この問いに対して、はい、いいえの二者択一ではない答え方をしたいとも思い始めました。自分のこの部分はできている、あの部分はまあまあできてる、あの人に対しては真似したいと挑戦中、まったくダメダメな自分もいるわ、と。まだら模様の自分の姿。それでもいい。
この本を買ったのは、私が30歳の頃でした。
何かに頼りたかった、自分を確立したかった、そんな思いから手に取った一冊と思います。今、思い返す30年前の自分の想いや感情。これも発見!と感じた1冊でした。
健やかな一日をお過ごしください。
では、また。