#26:近郊の図書館巡りをします~その1

こんにちは。

 

今日は春分を迎えました。
春分は1年を24分割した暦の二十四節気において、一年のはじまりとされる季節。今日は昼と夜の長さが全く同じで、明日からは昼がだんだん長くなり季節が移っていきます。

舗装された道や整備された電車を使い、家には冷暖房がある日常の中でも、最近は陽が長くなったと感じていました。昔の人が自然の変化を敏感に察して作った二十四節気。今の環境の中で、自然の変化に目を向ける切っ掛けにしたいです。

 

本日は、先日投稿した、近郊の図書館巡り~その1です。

品川区立大井図書館に行きました。

蔵書やフロアプラン等は公式ホームページに譲ります。

また、インターネット上には、東京都の図書館訪問をブログにされている方がいらっしゃって、とても有り難く、楽しく拝見しました。

 

品川区立大井図書館は、旧小学校の校舎を活用した1階フロアに在ります。昔の学校名は残っていませんでしたが、校門には桜があり、入口の右脇にロータリークラブ寄贈の「若い力」と書かれたブロンズ像が置かれ、学校の名残りを散見しました。ふと、二宮金次郎像はないのだな、と自分の子供時代を思い出しました。

子供向け施設や運動場、公園が併設されているからか、私が訪問した際に、何組かの親子での訪問に目が留まりました。子供が手指を消毒してからも楽しそうに図書館に入ってくる姿を見るだけなのに、静かに幸せな気持ちが広がりました。コロナ禍の環境でも人が好きや楽しみに出会う喜びをそこに見つけた安心からかもしれません。

   

その日に特集されていたのは、都内のお散歩、桜の名所、写真撮影のガイドブックと共にこの地域に関連したテーマでした。コンパクトな館内で、ディスプレイエリアは入口近くの棚1つでしたが、2~3か所にブックトラックや小さいテーブルを使った手作りの特集コーナーがありました。この図書館司書の方々の「本が好き」が伝わり、和やかな気持ちになりました。

 

情報が本として圧倒的な物量とその規則正しい一覧性で目の前に展開される場所。書架を縫って歩く時に目に入る背表紙の文字や書架毎に表記された分類案内から、世界の広さと深さを感じます。たとえ10年かけて読んでもまだ世界には知り得ない事柄があり、自分の人生で知った事や経験はなんと些細なことと思います。また、その些細な時間と場所で出会った人や本は、ご縁や意味があっての一期一会。

コンパクトな図書館で、自分の内側をゆっくり旅した時間でした。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。