#23:人の成長を応援する仕事をします~その7 変化に対応するリーダーシップを学ぶ

こんばんは。

 

強い風が落ち着き、猛暑の夏が戻りました。

我が家のベランダのねむの木は、葉を閉じて暑さを凌いでいます。

皆さん、体調には十分気を付けてお過ごしください。

 

昨日の続きです。朝の情報番組で紹介されている、ドキュメンタリー仕上げの企画を観て学んだ残りの一つについて書きたいと思います。この企画『The First』への感想ではなく、視聴者としてこの企画を見て呼び起こされた自分自身の振り返りと学びです。

 

オーディションのプロセスが進むにつれ、応募者の人間性、技術、実力、情熱が成長拡大していくことも描かれています。それを見ながら、自分が組織の中で働いていた時の役割を思い出していました。

 

組織編成の初期には、その領域の知識や経験を持つ人の発言が影響力を持ち、他メンバーもそれを受け入れて、業務プロセスが進んでいきます。この時点で、「経験値」が重要な要素です。

 

その後、組織変更、業務改革、DX等組織内外の変化が起これば、組織そのものも変化に対応していき、全メンバーは「経験値」を増やしていきます。メンバー個々が、知識や技術を横展開し得意分野を拡大、これまでの得意分野をより深化させていく機会に恵まれることになります。

この時期のリーダーには、「ビジョンの提示と自己研鑽」が重要になると思います。

 

やや乱暴ではありますが、環境変化に対して、学びや自己研鑽により成長するか、あるいは、これまでの経験値を主軸に置きながら対応していくかの2つに大別されると思いました。

 

1.これから向かう未来へのビジョンを発信すること。

組織の階層によっては、上司から聴いたビジョンをチームのビジョンへかみ砕くことも実行と思います。

2.リーダーが、メンバーの一員として個の力を磨き続けること。

他メンバーに教えを乞うことや、関連部署との協働でも良いと思います。新しい変化を受け入れる姿勢が重要だと思います。

 

 その環境に向き合った時、自分はどちらの行動をとったのか。

当時の私は、がむしゃらに働き、組織を横断するプロジェクトも積極的に請け負い、そこからの学びを所属する組織の成長につなげたいと思っていました。時間経過と共に振り返ると、当時の想いとは異なり、「体験値」を軸にした時間を過ごしたと思います。

もしも奇跡が起こって、あの時代に今の理解と視点を持ってタイムトラベルする事が出来たら、もっと「ビジョンの提示と自己研鑽」にも努力するでしょう。

 

今、テレビ番組を通して、一所懸命努力する人々の姿を見ることで、リーダーシップに関する新しい視点を得る事ができたと感謝しています。オーディションに応募した全ての方々の人生がこれからも続き、何十年経過した時に振り返って、なお輝かしくありますように。私の年齢からすると孫にあたるような人達ですが、学びと気づきを与えてくれ、ありがとうございました。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。