#6:積読本を読み進めます~12冊目を読みながら(1)
こんにちは。
本日は、積読本を読み進める12冊目。(4-2)を読みながら、気が付いたことを書きたいと思います。
なぜ人と組織は変われないのかーハーバード流自己変革の理論と実践
ロバート・キーガン リサ・ラスコウ・レイヒー 著
池村 千秋 訳
を手にしています。430ページの単行本を持ち歩き、少しづつ読み進めています。内容は興味を惹かれるものがあり、同じページを自分が納得するするまで読み返しているのでなかなか進みませんが、経験したことがない読書の仕方をしている自分にも驚いています。
第1章に記載されていた内容ですが、自分自身にも発見がありましたので、ここに書きたいと思います。
人や組織が変革を求めているにも関わらず、成しえない要因の一つは、「変化を求める心と現状維持の心の葛藤にある。」が説明されていました。本の中では、免疫システムと表現されています。
下記は私が創作した事例です。(本書の中では別の表現がされていますが、私が伝えやすい表現にさせていただきました。ご了承くください。)
- 変化目標:上長に対して遠慮なく意見し、チームをまとめるリーダーシップを発揮する。
- その理由:自分は上長に対して気を使いすぎて、チームメンバーの意見を上長に伝えきれていないと思うから。
- 隠されている本当の気持ち:誰かと争うことは苦手で争ったりすることはしたくない。上長と歩調を合わせることで摩擦を避けたい。
変化目標と隠された本当の気持ちが一致していないと、変化目標達成は困難であると判ります。それでも、変化目標、その理由、隠された本当の気持ちのどれもが、人や組織の中にある真実だと感じます。
人が行動を起こす時に何が最も強い動機となるか。自分の気持ちを探ると、「感情」ではないか、と思います。
隠されている本当の気持ちを探り当てるのは、内省と感じています。同時に同じ姿勢や取り組みをするメンバーとの対話は、内省と共に異なる視点による気づきも得られるでしょう。
自分自身にも思い当たる事があります。
例えば、姿勢矯正して颯爽と歩きたい、そのためのストレッチもしている、けれど偉そうにふんぞり返った印象にはしたくない。偉そうだと人から嫌われるなら猫背でも優しい印象がよい、と思い当たりました。
理想とする姿に変わりたい、そのための努力もしている、でも、心の奥底の意識しきれない領域では現状維持や別の方向を願っている。矛盾を抱えながら今を生きる、とても人間らしいと感じます。矛盾を受け入れて、隠された本当の気持ちを捉えた時が変化の始まりかもしれません。
先は長いですが、読了めざします。
健やかな一日をお過ごしください。
では、また。