(27)相手の物語を聴くことから面談を始めよう

こんにちは。

曇り空の過ごしやすい夏日になりました。

いかがお過ごしですか。

 

キャリアコンサルタント向け講習に参加してきました。

認知行動療法を活用した支援についての内容で、講師の方の言葉のうち、深く印象に残った3点について自己解釈を加えながら書き留めます。

 

1)人は誰でも「その人だけの物語」があり、それを生きている。目の前にいる人の物語は何かを聴き、受け入れ、その物語に参加する仲間になることからカウンセリングは始まる。ここにクライエント中心療法の人間観が示されている。

→キャリアコンサルタント資格受験に際して師事した先生からは、「最初に相手を労いなさい。」と口を酸っぱくして言われ、時には「クライエントの心のスクリーンに描かれていることと同じものを自分の心に描きなさい。」との説明を受けながら指導いただきました。ただ、その時には、コンサルタントとして描いている内容がクライエントのそれと同じだとどのように確認するのかが不明なままでした。

今回、「仲間になる」との表現を聴き、物語のあらすじを共有できる仲間であるとお互いに感じることでも良いのだと腹落ちした感覚を持ちました。

 

2)クライエントの動機付け=欲求×誘因×達成期待

クライエントが自ら行動するためには、動機付けが必要。それは3つの要素がありどれか一つが’0’であれば、結果としての動機付けには繋がらない。

それぞれは自己理解と仕事理解に含まれている。

  欲求(価値観)→自己理解 

  誘因(環境)→仕事理解

  達成期待度→自己理解

どの要素も、クライエントが良いと思う時期の在り方を聴くと現在の問題が明確になりやすい。良かった時と現状の違いを比較することで問題点が見えてくる。

→面談時にはクライエントが成果を得たと思われる成功体験を聴くほうが話をしてくれると教えられますが、この説明で納得することできました。

 

3)他者からの受容・共感により、人の心の痛みが軽減する。脳科学で立証済)

→自分自身を振り返っても、友人に話を聴いてもらうことが心の支えになることもありましたし、反対に先輩や知人からその方々の武勇伝を聴くだけの時はモヤモヤした気持ちや自己否定感覚が強まったこともあります。こちらもストンと腹落ちしました。

 

面談に限らずとも、これからは目の前にいる相手の話を聴きながら、

「そこまでやったんだね。」「体が辛くても責任を全うしたのだね。」等聴いたことを言葉にして伝え返すことだけでも実行し、自分に対してもジャーナリングの形で「感情を書き出すノート」の中で実行しようと思います。

 

〇朝活:

・これから読みたい本を図書館のシステムで検索し予約しました。自分が読みたいと感じる本に出合うだけでも嬉しいことですね!資料探しは楽しい時間でした。

 

◇2022/08/25 タロットカード:ペンタクルス1

ペンタクルスは現実的な富・恵や成果、1はその始まりを意味しています。豊かさの始まりのために一つ行動を起こそう。

 

では、また。