#41:今、に集中します~池上本門寺に参拝して

こんばんは。

 

台風一過の晴天。皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。

 

本日、思い立って、「池上本門寺」に参拝してきました。

私の住む地域では、桜の名所で名高い場所で、絵馬も桜を模しています。

 

下記に池上本門寺公式ホームページからご由緒を引用させていただきます。

池上本門寺は、日蓮聖人が今から約七百十数年前の弘安5年(1282)10月13日辰の刻(午前8時頃)、61歳で入滅(臨終)された霊跡です。
日蓮聖人は、弘安5年9月8日9年間棲みなれた身延山に別れを告げ、病気療養のため常陸の湯に向かわれ、その途中、武蔵国池上(現在の東京都大田区池上)の郷主・池上宗仲公の館で亡くなられました。

 

日蓮上人の終焉の地とのことです。病気療養の旅途中での落命で、その年齢が61歳とのことに、とても驚きました。勝手な思い込みですが、歴史上の偉人たちは自分の年齢よりも上のように感じていました。今の私とほぼ同じ年齢です。

日蓮上人は自分が生きて来た時間や命の最期をどのように感じていたのでしょうか。

療養先に向かい、健康を取り戻した後に成し遂げたいことがあったのか、誰かの願いを受け入れる為に療養を選択したのか。

自分に置き換える事はできませんが、思いを巡らせました。

 

 

本堂の天井には、日本画家の川端龍子が筆を取った未完成の龍図が描かたれていました。当時の川端龍子は体調を崩し、弟子に身体を支えでもらいながら描き続けたが、完成できなかったとのこと。「未完であっても、龍子の絵である。」と画壇の大家 奥村土牛の後ろ盾により、奉納されたそうです。

 

今の自分を信じて歩み続けると、時代を超越したどこかで懸命に生きた知らない誰かと交わることがあるのだと不思議を感じました。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。