#56:好きなモノから興味を広げて~桜編2

こんにちは。

 

季節が梅雨に入ったようです。気温変化の振れ幅が大きく感じます。

皆さん、ご体調に留意してお過ごしください。

 

本日も、「好きなモノから興味を広げて趣味にしたいこと」のひとつ、桜について続きを書き留めていきます。

 

以前、テレビ番組で吉野山の桜のお世話をする桜守の姿を追ったドキュメンタリーを拝見し「樹木医」の仕事を知りました。桜のスペシャリストとして「桜守」と呼ばれ、有名な桜には、専属の桜守が付き、定期的に桜の健康状態を管理しているそうです。人間と同じ「かかりつけ医」の役割ですね。

 

「桜守」をキーワードに検索して情報を広げてゆくと、一冊の本と出合いました。

桜のいのち庭のこころ  

佐野 藤右衛門 著

 桜の第一人者、代々「藤右衛門」を襲名する造園業・植藤の十六代目の著作。

 

私はまだ手にしていませんが、読後感想をブログに掲載されている方が、その本から一部引用されていました。

 

木は四方に枝の張ったさきのところの、ちょうど真下まで根が張っているんです。だいたいそこから栄養分を吸うんですわ。真ん中の幹に近い根は木を支えるために肥っていくんです。この太い根から養分はとっていないんです。先のほうから、、先のほうからとっている。それで、根が伸びていくに応じて、枝葉も伸びていって、それがだんだん重たくなってくると、根がまた肥っていくんですわな。大地に根を張るというのは、そういうことなんです。

 

 

この引用された文章に惹かれました。人の成長も同じプロセスではないかと思いました。

「根が伸びていくに応じて、枝葉も伸びて」

「それがだんだん重たくなってくると、根がまた肥っていく」

「大地に根を張るというのは、そういうこと」

見えない部分が広がって根を張り、その後から顕在部分の成長を自他ともに理解していく。その成長に伴い、責任や役割が増え、それを支える為にまた根が広がっていく。

根が広がる途中は、責任や役割に向かい踏ん張っている。それもまた、根を張るために必要なこと。

そのような意味に、今の私の心に届きました。

同時に、樹も人も、今、同じ世界を生きていると感じます。

 

桜から、桜守、心の根を張ることに繋がりました。桜に関する情報を深めたいと思います。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。