#10:好きな生花を身近な空間で楽しみます

こんにちは。

 

本日は、生活に関することから一つ。

好きな生花を身近な空間で楽しみます。(6-1)

 

私の家には、神棚と仏壇があり、お榊と仏花をできる限り欠かさないようにお供えしています。

仏壇にお供えする仏花は、お花屋さんの店頭に一束500円から1000円程度で菊と季節の花を取り合わせたお買い得品から選ぶことが多く、週に1回のペースで新しいお花に差し替えています。命日や誕生日にはその家族が好きだったお花を低温度管理されたショーケースから選んでいます。それは家族への特別な想いを込めた少し贅沢な事と思っています。

 

先日、近所のお花屋さんでお買い得品の仏花を頂いた際に、自分にもお花を買いたいと急に思いました。

ですが、花束にする特別な理由はありませんし、お値段もそれなりにします。そこで、1本だけショーケースから自分の為にお花を選ぶことにしました。日常生活を過ごす自分の為に買うお花。贅沢しずぎではないかと諫める自分も居ましたが、直感に従って深いピンク色のスプレーバラを1本だけ購入しました。税込み330円。お買い得品の仏花と一緒に包んでいただき、自宅に戻りました。

 

スプレーバラをガラス製の花瓶に挿してキッチンとリビングを区切るカウンター上に置きました。いつもと変わらないカウンターですが、濃いピンク色が加わることで空気が健康的に変わったように感じました。

毎朝、神棚とお仏壇のお世話をする時に一緒にパラの茎の先端をわずかに水切りしながら、水やりをしました。4~5日経つとバラの花の首が垂れてきて元気がなくなり、思い切って花の下を短めに切り、ガラスのコップに花だけを浮かべました。コップの内側はみっちりとバラの花が浮かび、フカフカした絨毯を思い起こす贅沢な水面に変わりました。それから3日間経ってもバラの花は咲き続けています。

 

今週を振り返えると、スプレーバラを目にした時にちょっと嬉しく感じ、緊張がゆるんで穏やかな気持ちに変わった事を思い出しました。これからは、好きな生花を身近な空間で楽しみながら、自分の心や気持ちの変化を緩やかに感じる時間を持とうと思いました。自分への贅沢はお花を買うだけでなく、自分に対して穏やかに向き合う時間を持つ事かもしれません。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。