#50:キャリアコンサルタント技能士2級受験に向けて~29 「ゲシュタルトの祈り」

こんばんは。

 

本日も秋晴れの一日でした。

皆さん、どのように過ごされましたか。

 

私は、「ゲシュタルトの祈り」の言葉を思い返す一日でした。

フレデリック・S・パールズ(ドイツの精神科医)が、ワークショップで読み上げた詩で、日本語訳もいくつかあると言われています。

 

「わたしはわたしの人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。
わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではないし、

あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。
私は私。あなたはあなた。
もし縁があって、私たちが互いに出会えるならそれは素晴らしいことだ。
しかし出会えないのであれれば、それも仕方のないことだ」

 

キャリアコンサルティングの場では、クライアントに寄り添い、共感し、同じ課題を見つめ、質疑応答を重ねます。面談中は集中していますし、クライエントを応援する気持ちでいます。

それでも、心の隅で感じたことがあります。

今、この瞬間にクライアントとの時間を共有しているけれど、それぞれがひとりの人間として別々の人生を歩み、ほんの数分間が交差しているだけなのだ。

その短い時間内でできることは、クライアントがそこにいる場所の隣に、受容的で中立的存在としているだけなのだろう。

だからこそ、自分自身のの在り方も肯定したい。

そのような考えが頭を巡り、思い当たった言葉が「ゲシュタルトの祈り」でした。

 

「わたしはわたしの人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。」

言葉は読み手の在り方で解釈が変わりますが、今の私にはこの言葉が、コンサルタントとしての在り方の基礎を教えてくれているように伝わります。

 

健やかな一日をお過ごしください。

では、また。